Fラン底辺から高学歴美女と結婚したけど、絶望が続いた男の話 (後編)

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またまた、死ぬ気でがんばる

「頼りない男」としてフラれたぼくは、二度とそんなことを思われないように、やれることは全部やりました。

会社で「この案件やりたい人いる?」と言われたらまっさきに手を上げ、

広告代理店のなかでも一番キツイと言われているクライアントの案件も手掛け、毎日終電まで働きまくりました。

その頃、日本を代表する家具の会社(年間売上8000億円)を担当することになりました。

その会社の社員はみんな非常に優秀で、頭が切れました。

全員がロジカル思考で、曖昧な言動をいっさい見逃しません。

「なぜ、○○はこの結果になったのですか?」
「なぜ、この提案は○○なのですか?」
「その発言の意図はなんですか?」

他の会社では雰囲気で乗り越えられたシーンも、

「なぜ、なぜ、なぜ?」を繰り返す彼らには「ごまかし」が効きません。

最初は優秀な彼らについていくのが精一杯でしたが、じょじょに脳みそがロジカル思考に成長し、対等に仕事ができるようになりました。

仕事の成果が認められ、4年目に全社MVPを獲得しました。

またまたマッチングアプリを再開

仕事は忙殺を極めましたが、彼女がほしかったのでマッチングアプリを再開しました。27歳のときです。

マッチングアプリでは100人近くと出会ったので色んなエピソードがあるのですが、長いので割愛します。

数人の女の子と同時進行でメッセージとデートを重ねました。

その時のぼくは、付き合う女性に対してかなり慎重になっていました。

「付き合うのはもう次で最後にしたいから、理想のタイプの子を見極めないと。」

そのなかで、僕のことを特に気に入ってくれる女の子がいました。

ぼくの未来の奥さんでした。

「この子、メッチャ美人なのに性格も心優しくて、知的でスゴくイイ!」

理想のタイプすぎて、気持ちが高ぶりました。

この子だけは絶対に逃してはいけない。

でも、付き合える自信はありました。

これまで500人以上の女の子と遊んできたし、30人以上と付き合ったので、どうすれば好きになってもらえるかは熟知しているので。

2回目のデートで彼女から告白

なぜかは忘れましたが、2回目のデートで彼女が家にきて、手料理を振る舞いました。

その日は日曜日で、次の日はお互いに仕事だから普通に解散するつもりだったですが、なんと「大雨で電車で帰れない」という、ドラマみたいなアクシデントが発生。

けっきょく泊まることになり、ご想像の展開に。
彼女の方から告白されました。

愛は深まるばかり

彼女とは本当に気が合うので、会話が永遠に止まりませんでした。

そのうえ、キレイな顔をみると癒やされる。
お互いに、ずっと一緒にいたい気持ちが抑えられませんでした。

なので、付き合って1ヶ月もたたずして半同棲状態。

そのとき彼女が転職活動中で、ぼくが務める会社に誘って入ったので、家でも会社でもずっと一緒。

それでも、会話がたのしすぎて永遠に終わらない。

朝の通勤中も、お昼休みも、夜の帰り道も、家でも、お風呂の中でも、寝る前も、ずっと会話を楽しんだ。

付き合って約半年で、同棲することに。

二人が一緒にいる時間が長すぎて本気で心配してたけど、杞憂に終わった。

家でも会社でも、ずっと一緒にいても楽しさは変わらない。

むしろ、ふたりの絆がどんどん強くなることを感じていた。

彼女のがんばる姿に心を打たれた

彼女は出版業界から広告業界に入ったので、まったく異なる仕事をゼロからスタートした。

慣れない仕事に奮闘し、何度も心が折れそうになって泣いていた彼女。

それでも高い壁を乗り越えて、会社からもクライアントからも高く評価されるように。

カワイくて優しいのに、全力でがんばる彼女を心から尊敬した。
自分にとって、これ以上素晴らしい女の子はいないと痛感していた。

「この子だけは、オレの人生をかけて幸せにしてあげないといけない」と思った。

彼女と付き合って1年半、結婚することにしました。

結婚直後は苦しかった

みなさんは「結婚したらバラ色の生活が待っている」と思うかもですが、現実はバラ色というより、信号機のように「緑色・黄色・赤色が交互に点滅する」感じでした。

結婚してからも、問題は尽きませんでした。
主には、仕事の問題です。

入社5年目のぼくは、燃え尽きていました。

厳しすぎるクライアントからの要求が際限なく高まる中、社内は人不足でみんな疲れ切っていました。

(当時の)俺、チームリーダーなのに。

朝の会社にいくまでの通勤路では、吐き気がとまらない。
朝会で当日のToDoを読み上げてたら、やることが多すぎて、涙が出てしまった。
頼れる上司も忙しすぎて、頼りたくても頼れない。
踏ん張りきっても踏ん張りきれなくて、ついに心が折れた。

会社からは「リュートは頑張りきれなかったね」といった評価をされた。仕方なかったけど、もう限界だった。

当時の結婚生活をあわらす信号機の色は、もちろん「赤色」。

メンタルがやられかけてる旦那のテンションは低い。
希望が持てなかった。

そして、俺が抜けたポジションに彼女が配属された。

ぼくが鬱になりかけた、絶望のポジションに。

絶望に追い打ちをかけるようだった。

他に(優秀な)適任者がいないから仕方なかったんだろうけど、経験が少ない彼女には厳しすぎるポジションだった。

自分ができることは、彼女を励ますことくらいだった。
あとは仕事のアドバイス。

それから半年、1年とツライ時期をふたりで乗り越えた。

彼女はさらに成長し、会社で初となる、全社MVPを3回も連続で受賞した。

しかし、家に帰るたびに彼女は泣き崩れていた。

彼女のメンタルは、崩壊したダムのようにとっくに限界を超えていた。

「でも休んだらみんなに迷惑かけちゃうから。。」といって、メンタルヘルスを崩してもなお会社にいこうとする責任感の強い彼女。

そんな彼女をムリヤリ引き連れ、メンタルクリニックにいくことに。

クリニックでお医者さんに「メンタルヘルスに問題があるので、休職しましょう」と勧められ、1ヶ月ほど会社を休むことに。

社会人6年目、独立を決意

入社以来、骨を埋めるつもりで尽くしてきた会社をやめて、独立を決意。

「恋愛コンサル事業を始める」と構想したのがこの頃。

ふつうの嫁は、旦那が会社をやめる(=安定収入を手放す)ことに反対する。

しかし聡明な彼女は僕がやろうとしていることの意義を100%理解し、全力で応援してくれた。

最初の1年は収入が1桁台

なんだかんだで、またキビシイ道に進むことにしてしまった。

会社員時代は毎月40万ほどもらっていたが、独立したら収入はゼロ。

個人で売上を上げることのキビシさを痛感。

バイトしながら売上を作るために奔走する日々。

SNSで発信してコンサルを受注して、コンサルで実績を作り、コンサルで学んだ知見を生かして教材をつくり、教材とコンサルで収益をつくる。

それから2年経った2023年現在、売上も彼女の仕事も、安定してきた。

ようやく。

2021年、彼女の30歳の誕生日は、お金がなくて大して祝ってあげられなかった。

2022年、彼女の31歳の誕生日も、お金がなくて大して祝ってあげられなかった。

旦那として、不甲斐なかった。

2023年の彼女の誕生日は絶対にちゃんと祝ってあげたかった。

だから1月に「4月中に月商50万円達成ないと、罰として坊主」というムチャな約束をした。

本気でがんばった結果、2月で月商50万を達成。3月も50万超え。

そして、彼女と人生初の「グランピング」で祝うことができた。

ようやく、彼女を安心させられた。

まだまだ絶望はつづく

でも、その道中でまだまだやらないといけないことが、たくさん見つかった。

全国の彼女を作りたい人たちを応援する。

僕が教わってきたことを、ぼくが教える番だ。

しかし、いまでも絶望は続いている。

数時間かけて作ったYouTube動画を投稿しても、伸びない。
渾身の教材を作っても、100人にも届かない。

まだまだ絶望は続くけど、自分に期待しすぎず、地道に頑張っていきたいとおもいます。

さいごに

長くなってしまいましたが、これで終わりにしたいと思います。

みなさんはきっといま「彼女を作りたい!」と思っているはず。

それと同時に「傷つきたくない」「行動できない」「現実を受け入れたくない」と悩んでいませんか?

傷つくのはツライから、行動したくない気持ち。痛いくらいわかります。

けど、傷つきながらも行動したほうが、得られるモノは圧倒的に大きいです。

もし社会人1年目に「やる気ないんなら、もう名古屋に帰ったら?」と言われて名古屋に帰ってたら、ずっと仕事ができない男でいたはず。

もし3年目のとき、同棲してフラレなかったら、本気で頑張って成長できなかったはず。

もし5年目のとき、マッチングアプリをがんばらなかったら、奥さんと出会ってなかったはず。

もし6年目のとき、会社をやめて独立しなかったら、消耗して夫婦関係は最悪だったかも。

「行動しないことが最大のリスク」なんです。

そのことに気づいて、行動を始めていただけたら何よりです。

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